特殊なルール
バッドステータス
『ORM』では、キャラクターが不利な状況に陥ることがあります。
たとえば毒を受けたり、朦朧状態になったり。こう言った状態を[バッドステータス状態]と
呼びます。バッドステータスの種類と効果は以下の通りです
- 邪毒
キャラクターが何らかの毒を受けている状態。
効果:メインフェイズを行うごとに体内ダメージを受けます。
邪毒には強度があり、ダメージは[強度]点となります。
回復:邪毒は特技かアイテムで回復することが出来ます。 - 出血
キャラクターから血が失われている状態。
効果:メインフェイズを行うごとに体内ダメージを受けます。
そのダメージはキャラクターの【筋力基本値】点となります。
回復:出血はシンプル、特技、アイテムで回復することが出来ます。 - 炎上
キャラクターが炎に巻かれている状態。 効果:メインフェイズを行うごとに、炎熱ダメージを受けます。
炎上には強度が存在し、ダメージは[強度]D点となる。
回復:炎熱はシンプル、特技、アイテムによって回復します。 - 硬直
キャラクターの動きが止まってしまっている状態。
効果:シンプルで移動・特技・武器切り替えが行えない。
回復:硬直はマイナーアクション、特技によって回復します。 - 放心
キャラクターの意識が朦朧としている状態。 効果:あらゆる判定のダイスが一個減る。(最低一個)
回復:放心はそのラウンドエンドフェイズで回復する。
バッドステータスの重複
キャラクターが同じバッドステータスを受けた場合、大きな効果のほうを適用します。
例えば、強度5の毒と、強度10の毒を受けた場合、強度10の毒の効果を受けることとなります。
バッドステータスの解除
バッドステータスは戦闘中のみです。戦闘終了した地点で全てのバッドステータスは解除されます。
待機
ターン進行の際、行動を様子見たい場合があります。その時は[待機]を宣言できます。
待機した場合は、[待機状態]となり、待機状態じゃないキャラクター全員が動き終わった後に
行動をすることができます。待機状態のキャラクターが複数いる場合は、【先制値】の順に行います。
ただし、待機は1ターンに1度までです。
カバーリング
戦闘中など、自分の身を挺してでも誰かを守ろうと思うことがあるでしょう。そういったとき、
つまり味方をかばうことを[カバーリング]といいます。カバーリングの条件は以下の通りです。
なお、カバーリングは1プロセスに1回までしか行えない。これはあらゆるデータで変更できないとします。
- カバーリングしたいキャラが1Sq内の距離にいる。
- 自分が未行動である。
カバーリングは「ダメージロールの直前」に宣言します。ダメージロール直後になったら宣言できません。
カバーリングが成立したら、かばわれたキャラクターはダメージロールの対象から外れます。
カバーリングを行った側の防御力でダメージ算出を行います。
カバーリングしたキャラクターは特技を使わない限りは行動済みとなります。
範囲攻撃のカバーリング
範囲攻撃を受けた際、カバーリングを行うことはできる。
その時、自分とかばう対象がダメージを受ける場合最終的なHPダメージを2倍にすること。
ガード
相手の武器攻撃に対し命中した場合、ダメージロールの直前に[ガード]を宣言できます。
ガードを行うにはワークス特技《武器防御》が必要となります。
ガードを行うことで、武器属性防御力にガード値を足すことができます。ただし、他の属性には
効果はありません。
飛行状態
キャラクターが空を飛んでいる状態を表します。
飛行状態になるには特技、ないしはアイテムの効果を必要とします。
飛行状態のキャラクターは、敵対するキャラクターのいるSqを通り過ぎることが出来ます。
ただしそのSqにとどまることは出来ません。
またどのぐらい高いところを飛んでいるかはGMの判断で決めること。近接攻撃を受けない、と
してもよい。
隠密状態
キャラクターがどこかに隠れている状態です。
[隠密状態]になるには、メインフェイズで宣言することです。また特技を使うことで
隠密状態になることができます。
また[隠密状態]のキャラクターが同じ場にいる場合、自分のシンプルフェイズを使って
看破することが行えます。その場合、【知覚】判定と【反射】判定の対決判定となります。
隠密状態の効果
[隠密状態]による効果は以下の通りです。
- 「対象:単体」「対象:n体」のあらゆる攻撃の対象にならない。
- あらゆる攻撃に対するリアクションの判定ダイスを+1個する。
- 移動を妨害することが出来ない。
隠密状態の解除
[隠密状態]は以下の条件で解除されます。
- あらゆるシンプル、メインフェイズで行動を宣言した場合
- 特技、魔法、アイテムを使用した場合
- 対決に負けた場合
- 自分から解除を宣言した場合
水中状態
水中にいる場合、あらゆる判定のダイスを-1個します(最低1個)。
休息
十分な休息をすれば、キャラクターは傷や精神を回復することが出来ます。
GMが十分な時間があると判断した場合、プレイヤーは休息することが出来ます。
もし仮眠程度であれば、【HP】を【筋力基本値】÷2、【MP】を【精神基本値】÷2回復
できるとすればいいでしょう。
もし十分な休息であれば、【HP】を【筋力基本値】、【MP】を【精神基本値】回復
できるとすればいいでしょう。
もし宿屋などで快適に眠れた場合は【HP】を【筋力基本値】×2、【MP】を【精神基本値】×2回復 できるとすればいいでしょう。
もし睡眠を妨害された場合は回復量をGMが調節してもよいでしょう。